ファインバブル発生装置(ファインアクア)
ファインアクアは、非常に微細な気泡[ファインバブル]を液中で発生させる装置です。通常の気泡は発生後すぐに水面へ浮上し外部に放出されてしまいますが、[ファインバブル]は浮力の影響を極めて受けにくく、水中に長期間溶存することができます。これにより、例えば溶存酸素量が非常に高い溶液などを作ることができ、生物活性作用など様々な可能性が生み出され、多分野における新たなニーズの開拓が期待できます。
ファインアクアが生み出すファインバブルとは?
一般的に、マイクロメートルサイズ(10-3メートル)以下の微細な気泡が「ファインバブル」と呼ばれています。それらの中でもナノメートルサイズ(約100~300nm)の気泡をウルトラファインバブルと呼びます。
液中での挙動
通常の気泡(直径1mmの気泡)の場合、下図のように液中ではすぐに浮上して水面で破裂してしまいます。しかしファインバブルの場合、図下のように液中でブラウン運動(微細振動)をしながら、浮力の影響を受けずに液中に長時間にわたり滞在することが確認されています。
発生方法
[ファインアクア]では、円筒内部の外周接線方向に気体と液体の混合体を、ポンプを用いて高速旋回流を発生させます。その高速旋回時に摩擦を生じさせ、ファインバブルにまで微細化することを可能としています。
広がる可能性
10億分の1メートルという微細なファインバブルゆえに、マイクロメートルサイズでは入り込めない隙間に入る事ができ、そこにある汚れや臭いの元を吸着させ、剥離します。
洗浄イメージ
製品・使用
MN-20 特許取得済み:微細気泡発生装置(特許番号第4563496号
寸法(mm) | 幅(W)×奥行き(D)×高さ(H):W530×D450×H534 |
重量 | 約60kg |
電源 | 単相100V 50/60Hz 三相200V 50/60Hz |
消費電力 | 0.75kW |
ポンプ仕様 | 全閉外扇屋内 非自吸 |
液温 | 5~60℃ |
使用水 | 清水、大気に限る
※清水、大気以外をご使用になりたい場合はご相談下さい。 |
使用環境 | 屋内使用、室温5~40℃ 但し、結露しないこと |
生成量(MAX)※ | 20L/分 |